飯島建設株式会社

BLOG グループ代表ブログ

グループ代表ブログ > 年賀状廃止の波  

年賀状廃止の波   2023.12.6

 いきなりですが、今年は特に「年賀状廃止」のご案内はがきが多く届いています。

 世の中の流れ的には、今後年賀状は無くなって行く方向なのかも知れません。

 ただ、年賀状は、過去にも廃止のピンチがあったようで、昭和16年に太平洋戦争が始まり、終戦の年である昭和20年の時点で正月に年賀状が届くということはほとんどなくなり、戦争により実質的に中止となり、復活するまでは数年かかったようです。

 最近では、特にコロナ禍にあったここ3年程でしょうか。また、世の中にSDGsの流れが生まれたのも相まって、師走に入るこの時期になると、「年賀状廃止」のご案内が届くようになりました。

 廃止のご案内には、「SDGsの観点」とされている企業が圧倒的です。

 この他にも、ペーパーレス化の推進、新型コロナウイルス禍を理由としたテレワークの普及、また忙しい時期に手間の掛かる年賀状作成の作業は働き方改革にも影響を及ぼすと言う観点も年賀状の見直しに拍車を掛けている状況のようです。

 日本郵便の発表によると、年賀状は2003年に発行枚数44億5,936万枚をピークに、20年の時を経て、現在では15億枚~16億枚まで発行数を激減させています。
 私からすると、ペーパーレスやテレワーク、それに働き方改革と言うより、スマホとSNSの普及が一番大きな理由では無いかと思っています。

 これまで、1年に一度、年賀状でその顔や存在を思い出していた人を、今では、会うことこそできずとも、LINE等で簡単に近況報告をし合えるので、今さら年賀状のやり取りをする必要は無くなりますよね。

 因みに、昭和24年に「第一回お年玉付き年賀はがき」の発売が開始されましたが、記念すべき第一回の景品は、特賞→ミシン、1等→純毛洋服地、2等→学童用グローブ、3等→学童用こうもり傘。
 特賞が「ミシン」で、2等が「学童用グローブ」と言うのも時代ですね。

 で、今年の景品は、1等→(A)電子マネー等31万円分(B)現金30万円(C)2022年発行特殊切手集&現金20万円、2等→ふるさと小包等、3等→お年玉切手シートだったようです。
 となると、30万円程では無く、「年末ジャンボ宝くじ付年賀はがき、一等10億円!!」とかにしたら、また話は違ってくるかも知れませんね。

 まあ、昨日のメガネの話しではありませんが、日本独自の年賀状文化もスマホの普及によって消えつつあります。
 当社は時代の流れに逆らうわけではありませんが、年始に賀状を頂いていて、且つ「年賀状廃止」のご案内を頂いていないお取引先にはお出しする方針です。

 頑なになっているわけではありませんよ。(笑)

 以上です。

飯島建設株式会社