いきなりですが、幸せなことに、これまで何度となく海外に行かせてもらっています。
で、40歳を過ぎたころからでしょうか。
初めて訪問する国では、必ず覚えておく「ある言葉」ができたのです。
一つ目は、「こんにちは」。
二つ目は、「ありがとう」。
これはまあ、当然ですよね。
では三つ目。
これが、皆さんは想像できないと思います。
答えは、なんと「お金がありません」なんです。
たとえば、
英語では 「I don’t have any money. 」とか 「My wallet is empty.」
韓国語では「トニ オプソヨ」
台湾(中国語)では「ウォー メイ チエンラ」
タイ語では「マイ・ミー・グン・ルーイ」
ベトナム語では「ホン・コー・ティエン」
このほか、どこの国にも「お金がありません」という言葉は存在します。
で、この言葉が実に使えるんです。
たとえば、海外で街を歩いていると、お土産屋さんや飲食店の客引きさんが寄ってきたり、レストランで高いお酒をすすめてくるボーイさんがいたりします。
そんなときは、「お金ありません!」と現地語で言ってみるんです。
すると、あら不思議。
たいていの人が大笑いしながら引き下がってくれる。
過日も、ベトナムのあるお店で、高いワインを結構強引に勧めてきた彼に、「ホン・コー・ティエン」を放つと、急に大ウケしながら厨房の方に去って行ってくれました。
で、私の「研究結果」によると、欧米ではそれほど効果は認められませんが、アジア地域では、なぜかこの「お金がありません」がかなりイケます。
「お金がありません」は、私にとって魔法のことば。
ちなみに、「お金はあります」の研究はこれからの課題です。
まあ、どうでもいいですよね。
失礼しました。
以上です。
