いきなりですが、昨日からの続きで、LINE友だちの復活作業にいそしんでいます。
そんな中、久しぶりに高校時代の親友・O君に、アカウント消滅の事情を連絡しました。
すると話題は、自然とお互いの親の近況へ。
そういえば、このO君のお母さんには、本当にものすごくお世話になりました。
というのも、高校時代、夏の大会が終わると(私たちは・・・まあ、出場辞退でしたが)、野球部の寮を出て、下宿かアパート暮らしをするのが習わしでした。
アパートを選んだ私でしたが、自炊ができるわけもなく、学食もない学校だったので、昼食は購買のパンか、近所のお弁当屋さんに頼る日々。
そんな日々でしたが、O君が毎日持参する、お母さんの手作り弁当は、いつ見ても色どり鮮やかで、とにかく美味しそうで羨ましかったのです。
ある日、お昼を食べようと仲間と部室に集まったときのこと。
今日のO君のお弁当も、いつもの昼ごはん飽きあきしていた私にとっては、あまりにも魅力的。
もう我慢できず、「ちょっと頂戴!!」と、ちゃんと許可もないまま、つまみ食いです。
というか、つまみ食いどころではなく、気がつけば、O君のおかずの半分以上を私が食べていました。
そんなことが何度かあったある日、O君が、お弁当を二つ持ってきたのです。
「これ、おふくろから」とお弁当箱を差し出すO君。
驚きました。
誰にも気づかれないように涙をこらえながら、お弁当を夢中でかき込んだのを覚えています。
それ以来、卒業までの間、O君が持参するお弁当はずっと「二つ」。
私にとって、あのお弁当は「人生で一番のお弁当」であり、「人生で一番の味」です。
一生の感謝です。
O君のお母さんはお元気とのこと。
よかった!!
ということで、あの日々の「感動のお弁当」と、あの日々の「感謝」をまた思い起こさせてくれた、LINEアカウントの「消滅」。
悪いことだけではなかったというお話です。
以上です。
