飯島建設株式会社

BLOG グループ代表ブログ

グループ代表ブログ > 忘れられない日(初本格中華の巻)

忘れられない日(初本格中華の巻) 2026.4.21

 いきなりですが、先日、十数年ぶりにあるお店に行ってきました。

 長野駅前にある中華料理屋さんです。
 ここは長野市における本格中華の草分け的存在で、私が物心ついた頃にはすでにありましたから、その歴史は半世紀以上になるはずです。

 遥か昔、多分小学4年生だったと思います。
 その日、父親から初めて硬式用の野球グラブを買ってもらいました。

 すると父親が「おい、焼きそば食べてくぞ」と。

 私、父親と二人で外食するのは多分初めてだったはずで、昭和の厳格親父を絵に描いたような人でしたから、正直、二人きりでごはんを食べるのは緊張もするし、あまり乗り気ではありませんでしたが、断ることもできず、「うん」と頷きながら連れて行ってもらったのがこのお店でした。

 その時、父親が「ビールと五目あんかけ焼きそばを二人分、それと焼売を二人前お願いします」と注文したのを、今でもはっきりと覚えています。

 というのも、当時の私にとって焼きそばと言えば、キャベツと豚肉と麺を炒めたソース味のそれ。

 しかし、この時初めて食べた「あんかけ焼きそば」の衝撃。
 こんなに美味しいものが、この世にあるのかと思ったのです。

 そして焼売です。

 これも生まれて初めて食べたと思うのですが、あまりにも美味しくて、飛び上がりそうになりました。

 初めて硬式用のグラブを買ってもらい、初めて父親と二人きりで食事をし、初めてあんかけ焼きそばを食べ、さらに初めて焼売を食べたこの日は、一生忘れられない日となりました。

 で、先日、仲間と早い時間から飲んでいたのですが、帰り際に「軽く締めよう」(軽くないけど)という話になり、近くだったこともあり、それこそ十数年ぶりにこの店に入ったのです。

 店の佇まいは、あの頃と変わっていません。
 父とのあの日の記憶が、ふっと蘇ります。

 まずは焼売を注文。
 久しぶりに食べたそれは、安定の味でした。

 で、普通ならここで「あんかけ焼きそば」を注文すべきところですが、私は迷った挙句、「豚肉の細切りあんかけ汁そば」を注文してしまいました。

 店の入り口までは、父と二人で食べたあの日の空気に浸っていたのに・・・不届き者です。

 「亡き親父 空の上から おいそれかい!!」

 お父さん、ごめんなさい。

 失礼しました。

 以上です。

飯島建設株式会社