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冒険と魂胆(自転車で行くの巻) 2026.8.20

 いきなりですが、夏休みに次女の自転車を買い換えました。

 最近の自転車は、とにかくおしゃれでびっくりです。

 さて、次女が自転車を選んでいる途中、あれは小学4年生の頃だったか、私がしたある「冒険」を思い出していました。

 当時、祖父母は、私の住む長野市から南に約20km離れた更埴市(現千曲市)に住んでいました。

 ある日、母親が、「あっ、これ、じいちゃんとばあちゃんに届けなきゃ!」と慌てだしました。

 「これ」が何だったのかは、まったく覚えていません。

 ただ、その日は何か用事があって、母親は行けなかったのでしょう。

 そこで、小学4年生の私は、「僕が届けるよ」と、思い切って名乗り出ました。

 もっとも、そこには少しばかり別の「魂胆」もあったのです・・・。

 「どうやって?」

 「・・・」

 ここで思いついたのが、自転車です。

 長野市から更埴市まで約20km。
 道順も母親の車に乗って何度も行っているので、大丈夫。

 「自転車で行く!」

 と母親に告げました。

 今どきの親御さんなら、小4に自転車で20kmなんてとんでもないと言うでしょうが、当時はおおらかです。

 母親も、何の躊躇もなく、

 「なら頼むね」と。

 こうして、母親から預かった、それほど重くない「何か」を持って出発しました。

 長野市から更埴市までは、国道18号線をとにかく南へ、南へと進むだけです。
 なので、迷いたくても迷えません。

 それでも、初めての長距離走行ですから、私にとっては冒険でした。

 時間にして2時間はかからなかったと思います。

 「着いた!」

 祖父母の家が見えた時には、じいちゃんとばあちゃんが、家の外まで出て迎えてくれました。

 心配していたのでしょう。

 それから、じいちゃんもばあちゃんも、それはそれは褒めてくれて、飯島少年は、とても誇らしかったことを覚えています。

 そして、帰りには、「よく来たな。はい、これ」と、お小遣いもゲット。

 ここで、少しずるい魂胆も見事成就。

 帰りの20kmは、財布が少し重たくなったのに、往路よりも軽快にペダルを漕いだというお話です。

 「二十キロ 魂胆あるとは みな知らず」

 ちゃっかりの現場からは以上です。

 

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