いきなりですが、過日のブログでは、韓国の市場や商店街を歩くと、数多くいる呼び込みさんが日本人観光客に「社長、社長」と声がけしてくるうちに、いつの間にか社長じゃない人まで、なんの抵抗もなく「社長」と呼ばれて返事をしているのがおかしかったという話をさせていただきました。
その際、「次回の宿題」として、たとえば東京・上野のアメ横など、外国人が日本文化を感じたり、お土産を買い求めたりする観光地にいる日本人の呼び込みさんは、外国人に対してどんな声かけをするのかを調べてみると約束しました。
で、その結果を以下に。
欧米人観光客には…
「Hello Sir!」
「Cheap price, only today!」
日本語で「ハロー!ヤスイ!タベテミテ!」
中国人観光客には…
「ニーサン!(你さん=お兄さんのような意味だそうです)」
「ジャーヨー!(加油=がんばって)」
日本語で「ニーハオ!ヤスイヨ!!」「シェイシェイ!ヤスイヨ!!」
韓国人観光客には…
「アニョハセヨ~」
「カムサハムニダ~」
「ヒョンニム!(日本でいうところの“アニキー”みたいな感じだそうです)」
日本語で「オニイサン、ヤスイヨ!!」
東南アジア系観光客には…
「Hello, my friend!」
「Boss! Very cheap!」など
日本語で「オニイサン!ヤスイヨ!!」
日本人に対しては…
「社長、今日は安いよ!!」
「お兄さん!安くするよ!」
「お姉さん、見てって~!」
年配者には「旦那さん!」や「お父さん!」
ということで、日本の場合は、お客さんを見た目で判断し、呼び込みさんが勝手に選んだ外国語を駆使して声をかけるものの、原則としては日本語で通すのが一般的なようです。
ここで白状すると、この調査は、先日、帰りの新幹線まで時間があったので、「それならば」と思いアメ横まで足を延ばし、私がほんの30分間だけ行った調査なので、実にいい加減なものなんです。
ただ、おかしかったのは、この時、私と同世代と思しきご夫婦が買い物をしており、私の前を歩いていたため、ちらっと会話が聞こえてしまいました。
ご主人が奥さんに、
「さっきからさー、“アニョハセヨー”とか“ニーハオ”って言われるんだけどさー」
「俺、ちがうんだけどさー」
すると奥さんが、
「小さい男だねー」
「そんなの、どうだっていいじゃない!」
私、吹き出しました。
現場からは以上です。