いきなりですが、過日、久しぶりにカラオケをする機会がありました。
私は決して歌が上手なわけではありませんが(謙遜)、皆が楽しそうに歌うカラオケの雰囲気は大好きです。
で、過日のカラオケは、老若男女の各世代が勢ぞろい。
なので、昭和から令和の歌が飛び交ったのですが、こちらを聴きながら、ふと気がついてしまいました。
というのも、昔の歌と最近の歌では、歌詞に込められた心情の「時間軸」が違うのではないかということ。
例えば、昔の歌。
「なごり雪」や、「神田川」、また「時の流れに身をまかせ」など、私たちの世代に馴染みのある歌には、過ぎ去った恋や、かつての自分を振り返るような歌詞が多くあります。
「あの頃は、こうだった」
「あの人を愛していた」
「あの時、こうしていれば」
つまり、過去の出来事を振り返り、その時の心情を歌にしているのです。
一方、今どきの歌はどうでしょう。
娘たちが、こっちが覚えてしまうほど聴き込んでいる最近の歌を聴いていると、
「今、自分がどう感じているのか」
「今、相手に何を伝えたいのか」
「そして、これからどう生きていきたいのか」
そんな現在進行形の心情を、そのまま言葉にしている歌が多いように感じます。
もちろん、全てがこれに当てはまるわけではありませんが、この違いは、時代の変化とも関係しているのではないでしょうか。
昔は手紙を書き、返事を待ち、会えない時間に相手を思う時代でした。
一方、今はLINEやSNSで、自分の気持ちを瞬時に伝えられる時代です。
過去を振り返る時代から、今の自分を表現する時代へ。
そんな変化が、歌詞にも表れているような気もします。
で、このカラオケで、令和真っ盛りの歌を歌い終わった若いメンバーから、
「社長、この歌、知ってますか?」
「今、一番流行ってるんですよ」と。
この曲のどこがサビだったのかも分かりませんでした。
が、「いい歌だねぇ」と。
「嗚呼、小市民」
以上です。
