いきなりですが、過日、とある会の懇親会のあと、有志8人で2次会に行くことになりました。
店をどうしようか迷っていると、メンバーのひとりが「赤ちょうちんでも行く?」と。
「いいねー!」と、全会一致で彼おすすめの「赤ちょうちん」に向かいました。
長野駅前の繁華街を少しだけ抜けたところにあるその店は、通りには面しているものの、そこだけ昭和の空気を醸し出していました。
ドアは引き戸で、例の開けるとカランと鈴が鳴る感じ。
店に入ると、年季の入ったカウンターとテーブル席。
そして、やはり店内いっぱいに昭和の香りがしっかりと染みついていて、懐かしくて、妙に落ち着く空間。
切り盛りしているのは、店主と思われるおばちゃん。
ウィスキーのボトルとソーダ、氷は「赤ちょうちん」を提案した彼がセルフで用意です。
「つまみは軽くでいいので」と伝えると、しばらくして出てきたのは、枝豆とちくわの天ぷら。
ちくわ天は揚げたてで、見た目はさておき、なぜか感動的にうまい。
枝豆も塩加減が絶妙でした。
「赤ちょうちん」の2次会は、ほぼくだらない内容ばかりでしたが、話が弾んで盛り上がりました。
ただ、もういい時間なので、そろそろお開きということで、おばちゃんにお会計をお願いしたんです。
するとです。出てきたお値段が、なんと「8人で8,000円です」と!
「えっ!」「ひとり、千円・・・!?」
ボトルを入れて、つまみも出て、ぺちゃくちゃしゃべって・・・。
全員、目が点。あまりの安さにひっくり返りました。
結局、誰からともなく、全員がもう1,000円ずつテーブルの上に出していました。
で、翌日です。
楽しかったのですが、調子にのって飲みすぎたせいか記憶があいまい。
それでもと思って財布を確認すると、しっかり2,000円が減っていました。
なので、令和の世の中にあって「ひとり1,000円〜2,000円」の「赤ちょうちん」は、夢ではなく本当にあったというお話です。
ちなみに、お店の名前は知りません。
失礼しました。
以上です。