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なれたかもね・・・(野球の巻) 2026.10.2

 いきなりですが、私、プロ野球選手になれたかもしれないと思う時があります。

 「はっ?」と言わないでください。

 さて、毎年この時期になると、我らが信濃グランセローズでも、野球をあきらめ、新しい道を選ぶ選手が出てきます。

 去ってゆく、さみそうな後姿を見送りながら、40年ほど前の自分を思い出します。

 「あの頃、今くらい野球のことが分かっていたらなぁ・・・」と。

 私は長いこと、信濃グランセローズのネット中継で実況や解説をしていますが、解説という観点で試合を見ていると、現役時代には分からなかったことが、今では結構見えるようになりました。

 例えば、相手投手の配球。

 初球に何を投げてきたのか。
 前の打席ではどう攻められたのか。
 ボールカウントによって狙い球をどう変えるのか。

 今は「ここは真っすぐだろう」「次は変化球だな」などと、冷静に配球を読みながら解説をしたりしています。

 ところが、現役時代の私はどうだったか。

 「来た球を打つ」

 まあ、そこまで単純ではありませんでしたが、今ほど深く考えて野球をしていなかったことは間違いありません。

 もし、40年前の私に、今の野球観や野球勘や野球感があったなら・・・。 
 ひょっとすると、プロ野球選手にだって・・・。

 はい、「たられば」です。

 でも、今の私に野球が少し見えるようになったのは、この20年で恐らく1,000試合ほど、ユニフォームを着ないで野球に向き合ってきたからだと思っています。

 で、思うことは、
 今の感覚で40年前にもどりたい。
 そして、もっと深く考えて野球と向き合いたいと。

 叶わぬことですが、グランセローズの選手が野球を卒業し、球団を去ってゆくたびに、あの頃の自分を重ねています。

 ただ、よーく考えてみると、当時のあの守備では、やはりプロは無理でした。

 失礼しました。

 野球カン違いの現場からは以上です。

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