いきなりですが、我らが信濃グランセローズの岩田幸宏選手が、過日行われたＮＰＢドラフト会議において、今シーズンセ・リーグ制覇を果たした東京ヤクルトスワローズさんより育成1位の指名を受け、見事信濃グランセローズから巣立って行きます。
今年の会見の様子。
去年の会見の様子。
岩田選手は、昨年のNPBドラフト会議においても、ドラフト候補者として名前が上がっていました。しかし、記者会見場にいたものの最後まで名前を呼ばれることはありませんでした。
昨年信濃グランセローズからは松井捕手と赤羽選手の2名がやはり東京ヤクルトスワローズさんより育成指名を受けました。その記者会見場に指名漏れをした岩田選手ともう1名の選手をわざわざ呼んだのは私です。本人たちは悔しかったと思いますが、敢えてその悔しさを強いものにし、明日からの糧にしてもらう為に「この会見を目に焼き付けておけ！！」と、会見場の後ろの席でこの様子を見させました。少し残酷ですね。
岩田選手等の座った会見場後方から、指名選手のいるひな壇まではおよそ15ｍです。
「いいか、来年は必ずあの15ｍ先の席に座るんだぞ！！」と2人には言い聞かせました。
あれから1年。
この365日間で岩田選手はあの短いようで果てしなく長い15ｍと言う距離を縮めて行きました。そして最後には見事捉えたのです。
ただ、これからが勝負。NPBの世界に行ったら、15ｍなんて差ではないくらいの選手がゴロゴロしています。それでも、彼には15ｍを縮めた実績あります。上の世界でも必ずやってくれるはずです。
岩田、おめでとう！！
以上です。