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電力需給ひっ迫警報 2022.3.22

 いきなりですが、東京電力管内に発令された「電力需給ひっ迫警報」って、日本で出された警報ですか?と昨夜この警報発令のニュースを聞いて思ったのは私だけでしょうか?

 以前、タイ、マレーシア、それにフィリピンとかに行った時だったと思いますが、現地の人やガイドさんが、「この国では、ほんのちょっとしたことで停電が起きるんですよ。」「その点、日本は凄いですよね。」「相当の原因がない限り停電なんて起こりませんもんね。」と話していたことを思い出します。

 今回の「電力需給ひっ迫警報」発令の原因は、ご存知の通り、今月16日に起きた東北地方を震源とする地震の影響で、東京電力管内に電力を送る福島県にある広野火力発電所6号機、相馬共同火力発電の新地火力発電所の1号機が運転停止の状態が続いているためなのですが、それ以前に、東日本大震災による原子力発電所の操業停止の影響も大きいのでしょう。

 で、私はこの警報の話しを聞いて、エコに関する一つヒントがあるように感じました。

 2050カーボンニュートラルに向けては、この「電力需給ひっ迫警報」をひっ迫していない時でも名称変更をして継続すればいいと思ったのです。
 日本のエネルギー需要の約10%を賄っていると言われるロシアからのエネルギーも、これまで通りに入ってくることは今の段階ではあり得ません。

 そこで、毎日の天気予報の降水確率や花粉情報とかと一緒に、電力使用目標を国民に周知するのです。

 たとえば「今日は、電力供給に対し需要を85%に抑えましょう!!」「そのためには、〇〇と〇〇をまず行いましょう。」「これをするだけで、日本全体で〇%の電気使用量が抑えられます。」とまあ、こんな感じで。

 ダイエットと一緒にするつもりはありませんが、やはり数値目標に対する達成率を数字で明示すると日本人の気質としてその達成に一生懸命向かっていく気がします。

 こんなゲーム感覚で国全体が節電をして行くのもありかなと思った次第です。

 まあ、この実現も、蓄電技術の向上が欠かせませんね。急務です。日本の蓄電池関連企業に頑張ってほしいと思っています。

 以上です。

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