いきなりですが、脱毛と言っても私が流行の脱毛をしているわけではありません。

　と言うのも、過日競輪選手が私を訪ねて来ました。

　彼は、長野県の飯山市の出身。そして我らが信濃グランセローズ設立時の選手で、NPB（プロ12球団）入りを諦めたあと、一念発起して競輪選手となりました。

　そんな彼は、現在和歌山県在住ですが、１～2年に一度ほど富山競輪に出場する際、実家に帰るついでに長野によって私に会いに来てくれます。

　先日も、本日から開催される富山競輪への出場が決まり、その集合日の前に挨拶に寄ってくれました。

　そうそう、競馬の騎手も、オートレースの選手も、またボートレースの選手もそうだと思うのですが、競輪選手もレースへの出場が決まると、〇月〇日の〇〇時までに集合との指令が主催協会からあり、それまでに必ず集合し、そこからスマホやPCなどは全て協会側に預け、レース開催中は外部との接触は一切遮断され専用の宿泊施設に缶詰めになるそうです。

　考えて見たら当たり前だと思いますが、そこはやはり厳しく管理されるそうです。

　また、彼は、当日短パンを履いて現れました。その時彼のふくらはぎが目に入りました。このふくらはぎの見事なこと。太くてパンパンの張りがあり、ふくらはぎのボリュームの分、足首が細すぎるのではないかと思うほどです。この立派なふくらはぎを見るに、プロの競輪選手と会っていることを実感しました。

　そして、もう一つ、彼の脚にすね毛が一本も生えていないのに気がつきました。すべすべのピカピカでとてもきれいな脚をしているのです。

　「おい、お前脱毛でもしてるのか？」と尋ねました。

　曰く、「もちろんしています。」「競輪選手は激しい転倒時に、脚などに毛があると、それがブレーキ作用になってしまい、肉がはがれてしまう可能性があるので、できるだけ摩擦を起こさないで、なんとか擦り傷で抑えられるように脱毛をしているんです。」と。

　なるほど。プロらしい説得力があります。

　で、「グランセローズの選手時代も、このくらい野球を深掘りしていたらもっといい選手になったのになー。」と心の中で思っていましたが、彼には言いませんでした。

　彼の活躍を期待します。

　以上です。