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棒をのんだような 2021.9.6

 いきなりですが、菅首相が自民党総裁選への不出馬を表明しましたね。

 どんな言い方をしても、菅首相の決断に対し失礼に当たるような気になってしまい、上手く表現できません。

 ただ、私個人の意見としては、誰も手を付け難かった国として決断せねばならぬことをちゃんと決断した総理大臣だと感じています。

 例えば、賛否はあるでしょうが、数値的には安全なレベルと言われる原発処理水の海洋放出の方針決定、携帯電話料金の値下げ断行、この先の全うな信頼関係を築くことを前提とした韓国に対する毅然とした姿勢、不妊治療の保険適用、後期高齢者の保険料引上、日本の安全保障上、重要な地域での土地利用を規制する法律の成立、周回遅れの我が国のデジタル化改革伴うデジタル庁創設等々、こうして羅列しただけでも、保身を考えたなら中々手を付け難い仕事をされたと思っています。

 コロナ対策については、私としては以前にもお話したことがありますが、これは誰も経験したことないこと。コロナ対策については正直誰が総理大臣であっても難しいと思います。対策は今後もコロナ終息まで議論と評価続く話です。少なくとも、デルタ株の蔓延前に、高齢者のワクチン接種にめどを着けたのは功績だと評価もしています。

 ただです。残念ながら伝わらなかった。

 写真をご覧下さい。

 これは、9月4日の新聞記事ですが、記事内に棒線を引きましたが「棒をのんだような姿勢に終始した」とあります。最初読んだ時は、「棒読み」のことを「棒を読んだような」→「棒をのんだような」と使い方を間違えたのかな?と思いましたが、調べて見ると、「棒をのんだような」って言葉があるんです。意味は、「立ったまま動かないでいるさま。」「体をかたくしてじっと立っているさま。」と書いてありました。

 国民に真意を伝える時に、「棒をのんだような姿勢で棒読み。」これではやはり伝わらないのです。

 しつこいようですが、菅首相は、伝わらなかっただけなのだと私自身は思っています。

 以上です。

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