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時代の終焉 2018.9.18

いきなりですが、子供の頃、必ず見ていたと言うか、見逃すと学校で話題について行けず疎外感のあったテレビ番組と言えば、「8時だョ!全員集合」「コント55号のなんでそうなるの?」それに「欽ちゃんのドンとやってみよう!」等のバラエティ番組。歌番組で言うなら、「夜のヒットスタジオ」とか、なんと言っても「ザ・ベストテン」。ドラマで言うと「赤いシリーズ」に「Gメン’75」などがありました。

さて、そんな時代に新風を巻き起こしたコメディホームドラマとでも呼べばいいのか、昭和を代表する名番組と言っても私は過言ではないとおもうほど大好きだった番組。
それが「寺内貫太郎一家」。
残念ながら、この「寺内貫太郎一家」に出演されていた、西城秀樹さんが今年になって亡くなり、この週末には樹木希林さんと、相次いで亡くなられました。
「寺内貫太郎一家」に夢中になっていたのは私が小学生の頃。幼心にも、このドラマは画期的且つ衝撃的で、これまでには無い構成に感動すらしました。
特に樹木希林さん扮する、きん婆さんが沢田研二のポスターを凝視する、その後絶妙な頃合いで身悶えしながら「ジュリ〜!!」と叫ぶあのシーンはすごくインパクトがありました。あのシーンを見るために「寺内貫太郎一家」を見ていた友達もいたほどです。
また、小林亜星さん扮する寺内貫太郎が、激怒しながら机をひっくり返すシーン。あそこまで酷くは無かったですが、薄れつつもまだ存在はしていた父親を頂点とする封建的な日本的家庭。私もそんな部分を自分の家と被らせながら、あの激怒シーンを見ていたことを懐かしく思い出します。

現在では、様々な方面から相当にクレームが入りますから、絶対にあり得ないドラマの設定ですね。
まあ、「寺内貫太郎一家」を知らない人は、全く何を言っているのか分からないと思います。

今年に入って、我々の世代にとって時代を象徴された方々のご逝去が目立つ気がします。
この週末も、一時代の終焉を感じていました。

合掌

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