いきなりですが、過日、大宮に出張した時のことです。
13時からの会議でしたが、大宮駅に降りたのは12時過ぎ。
50分ほどしか時間がありませんでしたが、お腹が空いていたので、お昼を食べようと駅周辺の店を物色しました。
ところが、これがどこもかしこも大行列です。
ラーメン屋さんも、カレー屋さんも、牛丼屋さんでさえ(牛丼屋さんに失礼)大行列です。
と、ここで目に入ったのが、ちょっと値が張りそうな感じのする「和食処」の看板。
優先順位は「人が並んでいない店」だったので、即決でお店に入りました。
するとです。なんと、お客さんは私ひとり。
嫌な予感です。
お店のおねえさんが、お茶と一緒に「お品書き」を置いていきました。
さっそく「お品書き」を手に取ると・・・、
「極みうな重 5,800円(肝吸い付)」
「特うな重 4,800円(肝吸い付)」
「うな重 3,500円(200円増しで肝吸いに変更可)」
そうなんです。なんとこのお店は「高級なうなぎ屋さん」だったのです。
しかも、メニューは上の3種類だけ。
一番安いうな重で3,500円也。
悪い予感が的中しました。
そりゃ、昼時とはいえお客さんも少ないはずです。
とはいえ、もう出してもらったお茶も飲んでしまったし、ここでまさかの「間違えました」とも言えず、私は腹をくくりました。
「では、うな重をごはん大盛で」「あっ、普通のお吸い物でいいです」
待つこと15分、3,500円のうな重が運ばれてきました。
うなぎはとろけるように柔らかく、脂がじんわりと広がり、旨みとタレの甘辛さが絶妙で、本当においしくて、お昼から3,500円だったので罪の意識に苛まれながらも、大満足のうなぎでした。
ただ、大満足の食事を終えると、予期せぬ3,500円であったとしても、お会計はしなければなりません。
レジに進んで明細を見ると「大盛」料金の記載がないのに気がつきました。
会計のおねえさんに「ごはんの大盛を頼んだのですが?」と。
おねえさんは、「はい、大盛は無料となっております」と。
損して得を取った気分となりましたとさ。
以上です。