いきなりですが、以前、現在巨人軍で2軍監督をされている桑田真澄さんから、「徳を積む」ことについてのお話を聞いたことがあります。
桑田さんは、PL学園1年の春からグラウンドの雑草を黙々と抜いたそうです。また、寮の玄関では、他の部員が脱ぎ捨てた靴を、誰に指示されるでもなく揃えていたとのことです。
こうしたことを繰り返していると、不思議なことが起こるようになったと。要は、完全なヒット性の当たりが野手の正面を突いたり、良い当たりがファウルになったり、野手がファインプレーをしてくれることがどんどん増える。
結果として、春先には試合にすら出られなかったのに、夏の予選前には1年生でPL学園のエースとなり、ついには甲子園で優勝を果たしました。
桑田さん曰く、「飯島さん、わかります?」「このとき、ああ、僕は草と靴で徳を積んだことで運もついて来たんだと思ったんですよ」と。
その話が、ずっと私心の奥に残っていました。
そして、私の徳の積み方となるのですが、ご存知の方も多いと思いますが、長野県は、信号のない横断歩道で車が止まってくれる率が日本で最も高い県として有名です。
私も朝の散歩で、2度、信号のない横断歩道を渡りますが、ほぼ確実に車は止まってくれます。
で、そんな時、横断歩道をどうやって渡るかが大切だと私は思っています。
お礼の会釈をするとか、手を挙げて感謝を伝えるのは、常識中の常識です。
私は、その常識に加えて「駆け足」で横断歩道を渡るようにしています。
今のところ甲子園に出場する予定はありませんが、私はこの「駆け足」で、絶賛「徳を積む」毎日です。
どうでもいいですよね。
失礼しました。
以上です。