いきなりですが、先週の連休は、業界の研修でタイへ行ってきました。
タイは「微笑みの国」と呼ばれていますが、今回の旅行で、その理由が少し分かったような気がしました。
朝方にバンコクに着いた初日、建設現場と技能実習の様子を視察した後、自由行動の時間があったので、ホテル周辺を散策しました。
ちょうど頼まれていたものがあったので、通りを歩いていた人に、私の超拙い英語で、そのお店への道を尋ねました。
結局、私の英語は通じなかったのですが、Googleマップでもうまくたどり着けない場所だったため、たぶん「近くだから」と、わざわざお店まで連れて行ってくれました。
しかも、笑顔で。
また、コンビニでは、買った商品の温め方が分からず困っていると、店員さんがわざわざレジから出てきて、温めてくれました。
しかも、笑顔で。
そして空港では、お土産を買うために別のお店の場所を尋ねると、嫌な顔ひとつせず、丁寧に教えてくれました。
これまた、笑顔で。
決して特別なサービスではありません。
でも、その一つひとつが、とても自然なんです。
調べてみると、タイでは観光産業がGDPの約15%を占め、サービス業全体ではGDPの約60%を占めているそうです。
もちろん数字だけでは測れませんが、この「微笑み」は、人の心を動かし、結果としてタイ経済を支える大きな力にもなっているのではないかと感じました。
そして、驚いたことが一つ。
高速道路のサービスエリアにあるお店で休んでいると、そこへ一人の僧侶が托鉢に訪れました。
僧侶は、両手を胸の前で合わせ、静かに立っています。
すると、お店の方は、ごく当たり前のように、お布施を手渡していました。
金額は私には分かりませんでしたが、額の問題ではありません。
ガイドさんに話を聞くと、タイでは、困っている人や敬うべき人に、自然と手を差し伸べることが当たり前の文化として根づいているのだそうです。
日本も近年、観光立国になりつつあります。
私は観光ビジネスに関わっているわけではないので、確かなことは言えませんが、日本旅行の人気は、もちろん円安も大きな要因でしょう。
しかし、それだけではなく、日本にもタイと似たような、自然ににじみ出るホスピタリティーがあり、それが海外から訪れる旅行者の心を和ませているのではないかと信じています。
便利さや豊かさは、お金で買える時代です。
ただ、にじみ出るような人の優しさや思いやりだけは、お金では買えません。
今回のタイ旅行では、タイの微笑みの文化に触れ、心まで豊かになる、雨期の湿度とは正反対の、実にさわやかな旅をさせていただきました。
で、「おいおい!」「タイまで行って、コンビニ飯かい!!」
はい。
夕飯の後だったのに、ガパオライスが、「どうしても!」と私を呼ぶので・・・。
「微笑みの国」
笑って許して下さい。
失礼しました。
以上です。
