いきなりですが、昨日の「扇風機ブログ」で、初めて「手持ち扇風機を使おう」と意を決した場所が、東京駅の山手線ホームだったとお話ししました。
で、山手線と言えば一つ思い出す話があるのです。
というのも、40数年前、私の友人が初めて東京に行ったときのお話です。
40数年前と言えば、二十歳にも届かない年齢です。
彼も私と一緒で長野の出身です。いわば、そんな田舎者が初めて訪れる大都会・東京にビビっていたのだと思います。
その日は、「特急あさま」で3時間かけて上野駅に到着。そこから目的地まで、山手線に乗ろうとホームに。
しかし、乗りたかった山手線は、寸前に出発してしまったそうです。
そこで彼は、駅員さんに尋ねました。
「すみません」「山手線の時刻表はありますか?」と。
駅員さんは、「時刻表はないですけど、すぐに電車は来るので大丈夫ですよ」と。
この駅員さん、おかしかったと思います。2〜3分に一度くらいのペースでやってくる山手線の時刻表があるか尋ねられたのは多分初めてのことだったでしょう。
それでも、決して笑ったりせずに、親切に答えてくれたそうです。
彼をフォローするとしたら、彼の実家近くを通っていた、今は無き「長野電鉄河東線」は、1時間に一本のペースで電車がやってくる超ローカル線。
彼の電車のイメージは、この河東線であり、今出発してしまった山手線を逃せば、次は1時間後なので、約束の時間に間に合わないと慌てたのでしょうね。
それから40数年後のある日、彼と銀座で待ち合わせする機会がありました。
約束の場所になかなか現れないので、電話をして「今どこにいるの?」と聞くと、「今、てんごく(天國)の前にいる」と。
「えっ!」「てんごく???」
「いやいや、それ銀座8丁目の天ぷら屋さんだろ?」
「そこって、てんくに(天國)だから」・・・。
40数年経っても、変わらない彼のお話でした。
以上です。