昨日のブログで、情報番組の中で、確証も無いことを影響力のある人がもっともらしく意見すると、それがあたかも事実ように煽動されてしまっている現象について否定的なお話をさせて頂きましたが、もう一つ具体的な事柄で納得が行かないことがあります。

　と言うのも、情報番組でここのところ交わされる、「再非常事態宣言発令是非議論」の中で、「命が大切なのか？」「それとも経済が大事なのか？」と決め台詞のように語る輩がいることです。

　これには開いた口が塞がりません。

　この世の中のどこに「命より経済が大切だ。」と言う人がいるでしょうか？こんな分かり切った話を再非常事態宣言発令是側の決め台詞として得意満面で言い放ちますから、私は驚いてしまいます。

　今は、「命をまもるべきか、それとも経済を優先させるべきか」の二者択一論に時間を使っている暇はありません。現在必要な議論は、「命を守りながら、経済を成立させる」と言う前向きな議論であるべきなのです。

　当社のような田舎の中小企業ですら、毎日「命を守りながら、経済を成立させる」ことを悩みに悩みながらなんとかとぼとぼ歩いているのに、「命が大切なのか？」「それとも経済が大事なのか？」なんて稚拙な話をまともな顔で言われてしまうと・・・。

　とにかく今は、ワクチンや治療薬（特効薬）の一日も早い完成を願いつつ、その日が来るまでは、冷静になって新型コロナウィルス自体の「怖い部分」と「そうでもない部分」等の全体知を把握し、それを分かり易く国民に周知し理解して貰うこと。それによって、「慢心はせずとも安心はする」という域にたどり着かせる。その後も引き続きコロナに対する正しい恐怖と間違った恐怖を一つずつつぶしながら「命を守りながら、経済を成立させる」という道を歩く必要があると思っています。

　あー、力が入った！！

　以上です。