いきなりですが、下の娘が先日、社会科見学で「国会議事堂」を見学してきました。

帰宅するなり、「議事堂の中の階段がすごかった」「天井が高くて、音が違った」「なんだか全部、石でできていて高そうだった」と、興奮気味に話してくれました。
で、ここでふと思ったのです。
そういえば、この「国会議事堂」、いったい誰が設計したのだろう?
世の中の名のある建築物は、その多くが天才とか奇才とか言われる、有名な建築家の作品であることが少なくありません。
ところが、国の象徴ともいえる「国会議事堂」については、設計者の名前をこれまで聞いた覚えがありませんでした。
そこで早速、Google先生に聞いてみると、「国会議事堂」の設計は、一人の天才や奇才によるものではなく、公募案をもとに、多くの技師や建築家が関わり、実に17年もの歳月をかけて完成した建物だというのです。
国会議事堂は、国民で知らない人はほぼいません。
一方で、設計者の明確な名前は、ほとんど語られていません。
それでも今なお、古びた様子もなく、かくしゃくとした姿で、完成から約90年にわたり、その重要な役割を果たし続けています。
なんだか、とても感動します。
で、気障に聞こえるようで少し気恥ずかしいのですが、建物の本当の価値とは、流行として語られることや、目立つことだけではなく、長い年月にわたり、建物としても、また暮らしや心の拠りどころとしても、その大切な役割を果たし続けることなんだなと思ったのです。
そして、あらためて、私たちがお仕事としておつくりさせていただいている大切な住まいも、同じことが言えると。
我々グループも、さらに勉強し、「名」だけを残す建物ではなく、お客様の心の中に、いわば「心の国会議事堂」のような、そんな長く静かな「価値」を持つ建物を、お渡ししていきたいと考えています。
「国会議事堂」に興味を持たせてくれた娘に、感謝です。
以上です。
