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友、遠方より来る 2022.11.30

 いきなりですが、昨日はアメリカに住む友人が来長し、久しぶりにゆっくりと食事をすることが出来ました。

 彼はアメリカ生活30年。皿洗いからスタートし、ビザ切れで強制帰国、再度渡米し格闘家に、その後は留学斡旋ビジネス、不動産関連ビジネス、語学学校の経営と、まさに波乱万丈な人生を送って来ました。

 そして、今は一念発起し50歳を超えて「再度学業を!」と言うことで、京都大学の大学院生としてDoctorの取得を目指し猛勉強中です。

 彼のようなエネルギッシュな輩と話していると本当に元気が出ます。

 昨日の話の中心は、アメリカにおけるニュータウン形成についての話しでした。

 アメリカの有名な大学に、「University of California, Berkeley」があります。この大学がまだそれほど有名で無かった頃に、あるインド人が注目し、まだ安価だった大学周辺の不動産を取得して行ったそうです。なので、今でもカリフォルニア大学バークレー校の周囲はインド資本の不動産会社が多く存在しているそうです。

 アメリカの田舎町が発展する要素で最も手っ取り早いのは、大学等の誘致なのだそうです。しかも、アメリカの場合は、留学生の数が半端では無い数になりますから、新設大学などが出来ると直ぐに万を超える学生がそのまちで暮らすことになります。なので、大学を中心に新しいまちが形成されて行くのだそうです。

 彼が州立のコミュニティーカレッジに併設された語学学校を経営しているのはカリフォルニア州の内陸にある田舎町です。

 ここには、かつて日系人のコロニーが存在していたそうです。悲しいかな、恐らく戦時中の日系人強制収容の歴史の中で形成されたコロニーだと思われます。

 彼曰く、この日系人の魂を受け継ぐためにもこの田舎町に日本の人の息吹を再度吹き込んで行きたいと語っていました。それはバークレーにおけるインド人のようにと。

 この田舎町には、21世紀に入って唯一新設されたカリフォルニア大学(UC)があります。

 さらに、長野県の有名私立高校から、来年は10名の学生がこのまちに留学するそうです。

 ワクワクします。

 彼の今後に注目して行きます。

 以上です。

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