いきなりですが、大切な得意先の社長の子息が角界入りしていて、現在、関取を目指して頑張っています。
そんなご縁もあり、昨日は久しぶりに、その社長と数名の仲間と共に大相撲を観戦してきました。
久々の国技館。
入場してすぐに土俵が目に飛び込んできましたが、テレビで見るよりもかなり小さく感じられました。
力士たちが土俵入りをしていましたが、その力士の大きさよりも、むしろ土俵の小ささが印象的でした。
館内には「満員御礼」の垂れ幕が下がり、観客の熱気もすごい。
取っていただいた升席はかなり窮屈さでしたが、テンションは自然と上がります。
しかも今回は、狭いとはいえ、とんかつ屋さんや甲子園球場と違って、隣にサウスポーもおらず、ひと安心。
さて、取り組みが進む中、登場したのは宇良関です。
私は、特にファンと言うわけではありませんが、毎回その素早い動きで相手を翻弄する印象があり、観客を楽しませてくれる関取ですよね。
昨日の相手は高安関。
宇良関は今回も土俵を俊敏に駆け回り、そして繰り出された技が「伝え反り」!
「えっ?」「伝え反り???」
皆さん、相撲の決まり手で「伝え反り」って聞いたことありますか?
私は初めてだったので、その場でさっそくGoogle先生に聞いてみました。すると、「伝え反り(つたえぞり)」とは、相手の腋の下を潜り抜けて、相手を後ろに反り倒す技で、2000年12月に追加された技とのこと。
実際、プロレスで言うところのバックドロップのような体勢から、倒されるかと思いきや、宇良関は高安関に掴まりながら体勢を保持し、逆に高安関を反り返して勝利!
まさに「伝え反り」。いやー、しびれました。
会場でこの決まり手が「伝え反り」と発表されるまで、通常の3倍くらいの時間がかかったのも納得の、技巧でした。
そんな興奮冷めやらぬまま、最後の取り組みまでたっぷり楽しんで国技館を後にしましたが、両国駅までの歩道の混雑が尋常じゃない!
急いでいた私は、前の人にも、後ろの人にも、横の人にも「伝え反り」を仕掛けたくなる衝動に駆られました。
失礼しました。
以上です。