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メロスから86年(2時間切りの巻) 2026.4.27

 いきなりですが、皆さんは、1940年に発表された、太宰治さん作の「走れメロス」をご存知でしょうか?

 物語の主人公メロスは、暴君の王(ディオニス王)を倒そうとして捕まります。
 処刑されることになりますが、妹の結婚式のために3日間だけ帰郷したいと願い出ます。その代わりとして、親友のセリヌンティウスが人質となります。

 「3日以内に戻らなければ、親友が処刑される」

 この約束を守るため、いくつかの困難に苦しみながらも、友情と信義を守ろうと必死に走り続け、約束の刻限ぎりぎりに帰還します。

 王は二人の強い友情に心を打たれ、自らの非を認めて改心します。

 そんな友情と約束(信義)の物語を、小学5年生くらいの時に読んで感動した記憶があります。

 また、「走れメロス」では、出発地の村から故郷のシラクスまで十里とあります。
 一里を約4.0kmとすると、片道は約40kmなので、ほぼフルマラソンです。

 メロスは妹の結婚式後に復路についたので、昼過ぎに出発したと考えられます。
 その日は何月だったかは不明ですが、17時30分から18時を日没と仮定。
 途中で川は氾濫し、山賊に襲われ、睡眠不足で飲まず食わずの中でしたが、約束の日没直前に到着しました。 
 そこから推測すると、走った時間は5〜6時間前後だったと考えられます。

 几帳面か!!(自虐失礼)

 さて、本日2度目のいきなりですが、4月26日に行われたロンドンマラソンでは、ケニアのセバスチャン・サウェ選手が、人類初の2時間切りとなる1時間59分30秒という驚異的な記録で優勝しました。

 サウェ選手は、メロスから86年の時を経て、暴君も人質も洪水も山賊もいなかったとはいえ、メロスの記録を4時間も短縮し、人類初の快挙を成し遂げました。

 このニュースに、メロスは悔しがっているのか、それとも心から拍手を送っているのかは微妙ですが、あの時、メロスに代わってサウェ選手の代走が認められていたら、セリヌンティウスも余裕だったことでしょう。

 ただ、題名が「代走、サウェ・・・」とか「外注してでも信義だけは・・・」とか「メロスに代わって私めが・・・」とか・・・。

 太宰治さんと太宰ファンの皆さんに怒られますね。

 失礼しました。

 以上です。

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