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セ・パの差 2020.8.24

 「セ・パの差」という表題で、野球のことだと気がついた方は野球好きの方ですね。

 さて、プロ野球は新型コロナウィルスの感染対策により開幕を延期、その後ようやく開幕にこぎ着けましたが、観客の入場制限を余儀なくされています。それでも開幕後は、日本に野球があることの喜び、そして野球のあることの大切さを感じている方も少なくないと思います。

 そんなプロ野球ですが、ここ数年に渡ってある現象が気になっていたのですが、昨オフその現象が顕著になる出来事がありました。

 その前に簡単なデータを、

・日本シリーズでセ・リーグ球団は7年連続パ・リーグに敗退。

・15年続くセ・パ交流戦で、セ・リーグがパ・リーグに勝ち越したのは1度だけで、現在10年連続負け越し中。

 このデータを見ただけでも、現在のセとパの力の差は明らかです。

 しかし、つい15年程前までは、セ・リーグにはパ・リーグに比べ巨人、阪神を中心に、プロ野球には欠かすことの出来ない「人気」というものがありました。ですから、以前のドラフト会議前のドラフト対象選手のインタビュー等では、「絶対に巨人に行きたい。」とか「在京セなら。」とか、「セ・リーグならどこでも。」的なコメントがとても目立っていたのですが、最近のドラフトではそのようなコメントをする選手はほとんどいませんね。

 また、プロ野球選手にFAの権利が発生以来、多くの大物選手は巨人に行くと言う構図が出来ていましたが、最近ではその傾向は薄れ、一昨年の浅村(西武→楽天)に続き、ついに作オフでは国内FA宣言して所属球団を変えた美馬(楽天→ロッテ)、鈴木(ロッテ→楽天)、福田(ソフトバンク→ロッテ)等は、巨人はもちろん他のセ球団から条件提示されていながらもパ・リーグに新天地を求めて行きました。また、これは確実な話ではありませんが、あるプロ野球関係者から聞いた話しによると、海外FA権を行使し今シーズンからメジャー参戦した元西武の秋山は、メジャー球団との交渉段階で国内残留の可能性を残していましたが、仮に国内残留となったとしてもセ・リーグ球団に行く選択肢無いと語っていたようです。理由は、「メジャーにチャレンジするなら投手の力があるパ・リーグにいて力をつけるべきだ。」と言うのが、彼の持論だったようです。

 要するに、実力のある選手の「セ離れ現象」とでも言えばいいのでしょうか。

 また、一概には言えませんが、野茂・イチロー・佐々木・城島・松井・上原・黒田・松坂・ダルビッシュ・田中・前田・菊池・大谷等々、メジャーで活躍する選手や活躍した選手もパ・リーグ出身の選手が目立つ気がします。

 「では、なぜパの実力がセより上なのか?」「DH制」等、お話ししたいことはたくさんありますが、それは次の機会にさせて頂きます。

 今日は以上です。

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