いきなりですが、私、かれこれ50年以上も野球と向き合ってきました。
なのに、その野球に関することで先日初めて知ったことがあったのです。
というのも、その日は日本でも有数の運動具メーカーの社員の方と、じっくり話す機会があったのですが、そのときに「飯島さん、グラブを数える単位って知ってますか?」と聞かれました。
私は、「そりゃ当然、一個とか一つでしょ」と。
すると彼は、「それは通常の数え方ですよね。ただ、正式な単位は違うんですよ」と。
「えっ!」「そうなの!!」
ということで、そのご高説を拝聴することになりました。
曰く、グラブは本来「手袋」の一種なので、手袋の単位で数えるのが正式。つまり、グラブの数え方の単位は「一双(いっそう)」が正しいのだそうです。
グラブのほかにも、手袋や靴など「左右で1組」になるものはすべて「一双」と数えますが、野球のグラブは片手にしかはめないため、実際には「一個」や「一つ」と数えられるようになったとのこと。
さらに、製造現場では、一枚革からグラブをつくるので、「一枚」と数えることもあるそうです。
「へぇー、へぇー、へぇー!」と、久しぶりに「トリビアの泉」状態になりました。
ということで、これからも野球知識の向上に「一層」努力してまいります。
失礼しました。
以上です。