いきなりですが、過日開催されたルートインBCリーグに所属する、我らが信濃グランセローズ(信濃)対神奈川フューチャードリームス(神奈川)の首位攻防戦では、とんでもないことが起こりました。
この試合、シーズン前半とはいえ、首位の神奈川との対戦は、昨シーズンから分の悪い信濃にとって今後の優勝争いを左右する大事な試合となっていました。
しかし、残念ながら信濃の投手陣が崩れ、9回裏、まさかの6点ビハインドという展開。
信濃の最終回の攻撃前、私の実況もトーンダウンです。
「さあ、9回裏の攻撃、6点差とはいえ打撃力のあるグランセローズはここから逆転することができるか」
(いやいや、さすがに無理でしょ)
「一人でも多く塁に出て、粘っていきたいところです」
(いやいや、6点差もあるんだよ)
ということで、内心は完全にあきらめていたのです。多分、視聴者の皆さんにもそれは伝わっていたと思います。
しかしです。
一人出塁、二人出塁、さらにヒットにエラーに四球、そしてタイムリーヒットが・・・。
「えっ?」
(まさかねー)
と慌てているうちに、驚異の粘りを見せ1点差まで迫り、ツーアウトながらランナーが二人出ていたので、この1塁ランナーが返れば逆転サヨナラという場面まで持ち込んできたのです。
ここで、キャプテンの明新選手がバッターボックスに。
心臓が高鳴ります。
と、なんと、なんと、なんとサヨナラスリーランホームランが!!!
実況席の私は、
「これが、あきらめなかった結果です!」
(よく言うよ)
あきらめてはいけませんね。
失礼しました。
以上です。