いきなりですが、人は誰でも自分の思いを理解してほしいと願っていると思います。
自分ももちろんその1人なのですが、最近ふと思うことがあります。
というのも、私は話すことは得意な方だと思っているのですが、相手が話すのを自分が話すのと同じくらいしっかり聞いているだろうか?
そう考えると、「聞く」より「話す」ほうの比重が断然高いことに気がつきます。
これは私の弱点だと認識しています。
これまでに一度だけ、とある野球選手の悩みを、我慢に我慢を重ね、一言も口を挟まずに聞いたことがありました。
その時、彼は「こんなに話を聞いてもらったのは初めてです」「もうスッキリしました」「明日からまた頑張ります」と涙を流して感謝してくれました。
なにか特別なアドバイスをしたわけではありませんが、涙を流して感謝されたこの時、「聞く」ことの大切さを理解したはずでした。
しかしどうでしょう。
今ではすっかり、その時の感動も忘れてしまっている自分がいます。
聞かなかったことで何か問題が起きたわけではありませんが、4月から令和7年度となったのを機に、今年度の私自身のキャッチフレーズを「あなたの話を聞かせてください」にしてみようと思います。
そして、もし私が人の話を聞かない場面に遭遇した時は、どうぞ叱ってください。
「聞く力」、大切だと思います。
以上です。