いきなりですが、先日の散歩では、いつもの堤防道路のアスファルト上に、大量のミミズが干からびて横たわっていました。
前日は、真昼間に集中豪雨のような激しい雨が降ったかと思えば、10分と経たずにカンカン照りに逆戻り。
土中に潜んでいたミミズたちは、豪雨によって地中が水浸しになり、酸欠状態に陥って地上へと這い出てきたのでしょう。
そこまではよかったのですが、地上では予期せぬ事態が。
まるで熱々のフライパンのように焼けたアスファルトにやられてしまい、そのまま朽ち果ててしまったのだと思います。
「ミミズの寿命は1年くらい」と聞いたことがありますが、今年のような「災害級の暑さ」は、その平均寿命すらも縮めてしまっているのかもしれません。
さて、30分の散歩コースの折り返し地点に差しかかると、ミミズの大量死があった方向に、カラスの群れが見えました。
時刻は朝の5時ごろです。
やがてその現場に着いてみると、つい先ほどまで大量に横たわっていたはずの故ミミズたちが、きれいさっぱり姿を消していました。
そうです。多分カラスたちが「食葬」してくれたのです。
「酷暑」と「寿命」と「食物連鎖」。
なんとも複雑な気持ちになりましたが、こうした異常な暑さが、確実に生態系にも影響を及ぼしていると実感したというお話です。
現場からは以上です。