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最高の鰻 2020.7.22

 昨夜は土用の丑の日と言うことで、料理人では無いのですが、いわば食に関するプロの方と「どこの鰻が美味しいか合戦」をLINEで繰り広げていました。

 その結果はと言うと、二人とも店は違えども、東京の鰻屋さんで決着したのですが、そんなやり取りをしながら昔のことを思い出しました。

 それは、今から30年前、戸田建設さんに就職させて頂き、2年目の途中で急遽営業部へ配属を命じられて5か月ほど経過した頃でした。

 営業配属後は、来る日も来る日も飛び込み営業です。新宿通りと靖国通りを1日2往復くらいしながら飛び込みで会社訪問をしていました。

 そんなある日、今話題の歌舞伎町のど真ん中で、ある物件と巡り合い、なんとか受注に結び付けるところまで話が進んだのです。忘れもしない請負金が6億5千万円のテナントビルです。しかし、時は後期ではありましたがバブル時代。当時の戸田建設さんでは、6億5千万円は小さな仕事と分類されていて、しかも現場は忙しかったため、工事部からは歓迎されないお仕事だったのです。

 工事部門からは、「現場管理者も職人も手配がつかないので、このお仕事はお断りしないとお客様にご迷惑をお掛かけする。」と言われてしまいました。

 私は、とても切なかった。なにしろ、人生で初めて頂けるところまで来たお仕事です。それでも入社2年目の私にはどうすることも出来ませんでした。

 と、その話を工事部からされて4日目の事でした。

 当時の上司から、「飯島、12時に京橋の竹葉亭に来い。」と伝言がありました。竹葉亭がどんなところかも知らないまま、件の「竹葉亭」に行くと、そこは鰻屋さんだったのです。しかも、かなりの高級店なのは店構えで分かります。この上司と行く昼食は、贅沢をしても日本橋の三州屋止まり。

 私は思わず、「〇〇さん、私お金無いですよ。」と。

 上司は何も言わず笑っています。そこで、運ばれて来たのが高級そうなお重に入った鰻重です。

 「食べろ!!」と上司。

 「いいんですか?」「本当に、いただきますよ。」と私。

 「それからな飯島、歌舞伎町のインパックスビルな、あれ受注。」

 「えっ!!」

 食べたことも無いくらい美味しい鰻を一口食べたところで、鰻を吹き出しそうになりました。

 「だから、受注!!」「お前の初荷だからさ、〇〇さんも上に掛け合ってくれてな。」

 私は、感動して言葉にもならず、泣いているのを見られたくなくて、うつむきながらただ鰻重を食べ進めていると、なんとごはんとごはんの間に、もう一枚鰻が入っているではありませんか。

 立て続けのサプライズです。

 「初荷受注」と「鰻二重」、こんなに感動して、驚いて、美味しかった鰻はあれ以来まだ出会っていませんと言うお話です。

 以上です。

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