いきなりですが、私、不得意な「こと」や「もの」が数多くあります。
なので、まあ、特に聞きたいとも思わないと思いますが、すべてをこちらでご紹介することはできません。
それでも、最近になって「これ、本当に不得意なんだ」と、あらためて気づいた「もの」があって、それを利用する場面では、かなりイライラしています。
で、その手強い敵とは、スーパーのレジ後に、汁漏れしそうな商品用として置いてある、あの半透明のビニール袋なんです。
この夏休みも買い物に行かされるたびにこのビニール袋を使おうとしましたが、つまんでも、こすっても、ひっぱっても、まったく口が開きません。
昭和な私としては、思わず親指と人差し指を「ペロッ」としそうになりますが、それだけはしてはならないと、お腹に力を入れてグッと堪えます。
また、袋のそばには、指をしっとりさせるための「指湿らせボール」が用意されていますが、失礼ながら、そこに指をつける気にはならず、ただひたすら開くまで地道な努力を続けます。
と、そこへ私より年上と思しきおじさんが・・・。
レジを済ませたお肉を袋に入れようとした瞬間、親指と人差し指をなんのためらいも無く「ペロ、ペロッ」と。
ついには難なく袋は開き、私より先に颯爽とスーパーを後にしていきました。
そう来たか!
その野武士のような潔さに惚れぼれし、しばらくその後姿を見送ってしまいましたとさ。
現場からは以上です。