いきなりですが、ブログにしようか止めようか迷ったのですが、実は、私「返さなくていい国債」があってもいいのではないかと思っています。
今回の熊本地震、そして千葉県を襲った水害を見ながら、改めてそんなことを考えてしまいました。
道路を戻す。橋を戻す。河川や堤防を戻す。上下水道を戻す。そして、人々の生活を元に戻す。
そこには、莫大なお金が必要になります。
そこで私は、甚大な自然災害に限って「災害国債」のような仕組みを新設してもいいのではないかと思うのです。
しかも、返済を前提としない。
こう書くと、「それってMMTじゃないの?」と言われると思います。
もちろん、国債はいくら発行してもいいと言うつもりはありません。
「財政規律がなくなる」「円の信用を失う」「インフレになる」という反対意見も分かります。
例えば、建設業界は人手不足です。
いくらお金を出しても、技術者や技能者、そして資材も足りなければ工事はできません。そこへ一気に大量のお金を投入すれば、人件費や資材価格をさらに押し上げる可能性もあります。
ただ、私はこうも思います。
大災害の復旧・復興という限定された目的のために、政府が新たな財源を確保して支出したとして、それだけで日本経済全体に深刻なインフレを起こすほどの要因になるのでしょうか。
結局、大切なのは、「お金を出すか、出さないか」ではなく、「どれだけ出して、何に使うのか」だと思うのです。
道路や橋などには、すでに「建設国債」という仕組みがあります。
しかし建設国債は、将来世代も利用する社会資本を造り、その負担を世代間で分けるという考え方です。
私が考える災害国債とは少し違います。
新しい道路を造るのではなく、昨日まであった道路を元に戻す。
新しい橋を造るのではなく、災害で壊れた橋を元に戻す。
つまり、突然失われた国土を元に戻すためのお金です。
もちろん対象は、国が指定する一定規模以上の自然災害に限定する。(災害に甲乙をつけるのはとても難しいですが)
施工不良や管理義務違反などによる被害は除外する。
そして、物価や人手、資材価格を見ながら発行額を決める。
そもそも返さなくていいのであれば、「国債」という名前自体がおかしいのかもしれません。
ただ、名前は何でもいいのです。
私が言いたいのは、誰にも防ぎようのない大災害によって失われた国土を元に戻す費用まで、「借りたのだから、いつか返さなければならない」と考える必要が本当にあるのか、ということです。
財政規律も大切です。
インフレへの警戒も必要です。
それでも、自然災害という突然の「国民全体の損失」を、国全体で受け止める仕組みがあってもいいじゃないかなと・・・。
ご批判満載ですよね。
政治経済音痴の現場からは以上です。
