いきなりですが、夏休みに次女の自転車を買い換えました。
最近の自転車は、とにかくおしゃれでびっくりです。
さて、次女が自転車を選んでいる途中、あれは小学4年生の頃だったか、私がしたある「冒険」を思い出していました。
当時、祖父母は、私の住む長野市から南に約20km離れた更埴市(現千曲市)に住んでいました。
ある日、母親が、「あっ、これ、じいちゃんとばあちゃんに届けなきゃ!」と慌てだしました。
「これ」が何だったのかは、まったく覚えていません。
ただ、その日は何か用事があって、母親は行けなかったのでしょう。
そこで、小学4年生の私は、「僕が届けるよ」と、思い切って名乗り出ました。
もっとも、そこには少しばかり別の「魂胆」もあったのです・・・。
「どうやって?」
「・・・」
ここで思いついたのが、自転車です。
長野市から更埴市まで約20km。
道順も母親の車に乗って何度も行っているので、大丈夫。
「自転車で行く!」
と母親に告げました。
今どきの親御さんなら、小4に自転車で20kmなんてとんでもないと言うでしょうが、当時はおおらかです。
母親も、何の躊躇もなく、
「なら頼むね」と。
こうして、母親から預かった、それほど重くない「何か」を持って出発しました。
長野市から更埴市までは、国道18号線をとにかく南へ、南へと進むだけです。
なので、迷いたくても迷えません。
それでも、初めての長距離走行ですから、私にとっては冒険でした。
時間にして2時間はかからなかったと思います。
「着いた!」
祖父母の家が見えた時には、じいちゃんとばあちゃんが、家の外まで出て迎えてくれました。
心配していたのでしょう。
それから、じいちゃんもばあちゃんも、それはそれは褒めてくれて、飯島少年は、とても誇らしかったことを覚えています。
そして、帰りには、「よく来たな。はい、これ」と、お小遣いもゲット。
ここで、少しずるい魂胆も見事成就。
帰りの20kmは、財布が少し重たくなったのに、往路よりも軽快にペダルを漕いだというお話です。
「二十キロ 魂胆あるとは みな知らず」
ちゃっかりの現場からは以上です。
