みなさんこんにちは(^0^)IIKEN HOUSE丸田です☆
今回のおすすめ漫画はちょっと番外編として「100日後に死ぬワニ」を紹介したいと思います。
少し前に話題になったのでご存知の方も多いと思いますが、2019年12月12日から2020年3月20日にかけてツイッター上で１日１話ずつ更新されていたWEB漫画です。現在は書籍化もされています。
主人公のワニの何の変哲もない日常を描いた今作品ですが、タイトルに「100日後に死ぬ」とあるように、主人公の死が確定している上で読み進めるとても感慨深い物語となっております。
当時私はツイッターで更新される話を毎日欠かさず１話ずつ観覧していましたが、当初はあまりにもゆったりとした平穏なペースの物語に、結果的に本当に死んでしまうのか疑ってしまうくらいでした。ただ各回の最後に必ず付いてくる「死まであと〇〇日」という表記が死へのカウントダウンを意味し、タイトルの信憑性があることが伺えます。ここであまり書きすぎてネタバレになってはいけないので内容は割愛しますが、結果的にワニは死にます。
その結末を突き付けられた上で読み進めるのが今作品の意味深さとなっており、読者は最終的にワニが死ぬと分かっているので、その平凡な日常の一言一句、一挙一動が他の漫画と全く違う見え方になってきます。
生とは何か。死とは何か。読み終えるといつもより死を身近に感じ、普通に生きることがどれだけ素晴らしいことか色々と考えさせられます。
作者のきくちゆうき氏は今作品について以下のようにコメントしています。
「いつか死ぬ」生きているということはいつか死ぬということ。自分の「終わり」や周りの人の「終わり」それを意識すると、行動や生き方がより良い方向にいくのではないか。ワニを通してそれらを考えるきっかけにでもなればいいなと思っています。
世界ではコロナウイルスが猛威を振るっています。
あたりまえのことがあたりまえでない。
そんな今だからこそ是非読んでほしい作品となっております。
前を向いて一日一日を大事に生きていきましょう。
