当社(飯島建設㈱)の営業範囲は、今回台風19号災害に見舞われた、千曲川流域が主要範囲となっています。
従って、毎日の営業活動の中でも、自然と台風災害現場を通ることが多くなります。
昨日は、以前もお話ししましたが今回の台風で被災してしまった、千曲市にある関連会社のゴルフ練習場で打ち合わせがあったので、被害を受けてしまった千曲川の堤防を長野市より南下しながら現地に向かいました。
千曲市だけではありませんが、千曲川の河川敷には多くの畑がありました。敢えて、「ありました。」と言うのも、現在では、増水によって多くの土砂が河川敷を覆ってしまったので、畑があったことすら分からないような、それこそちょっとした砂丘のような状態になったままの畑がほとんどの状況。本当に無残です。
ただ、それでもです。
中には、もう境界も分からなくなった自分の畑に、自らが区画をして、畑の復活を目指し土砂の撤去している方がいました。ひとりで黙々と作業をしているのです。
信号で停車している短い時間でしたが、その方の作業に見入ってしまいました。「いったいどのくらいの時間を掛けて畑を復活させるのか?」見た目でも、とてつもない量の土砂です。自分に置き換えたら、絶対にしたくないと思うような状態です。
「この人は、強い人だなー。」
現在、様々な団体や個人で、被災農地復旧のボランティア活動も行れています。しかし、その活動も被災で有名な地区に留まっており、被災マイナー地区では、そのような活動があるとは聞きません。
あの姿を見るに、何かもっと別なやり方で、もっと楽な方法で、何とか・・・。
そう願わずにはいられませんでした。
以上です。