日本は豊かな国か?と問われたなら、豊かな国だと答えると思います。
豊かな国の定義は、様々な側面がありますが、今回は経済的な面とします。
さて、過日の日本経済新聞の一面に、世界展開しているサービス業や小売業における、同一価値の商品やサービスの価格を比較し解説する記事が掲載されていました。
読まれた方も多いと思います。要は、「日本はデフレである。」と言う内容の記事でした。
例えば、ディズニーランドの一日入場券は、円換算でアメリカは14,000円に対し、日本は7,500円で約半額。上海やフランスのディズニーランドよりも、日本の方が安くなっています。
また、「100円ショップ」のダイソーでも日本では100円の商品が、アメリカでは162円、中国では153円、シンガポールで158円、オーストラリアで208円、ブラジルで215円、そしてタイでは214円と、その差は歴然。
そう考えみると、確かに20年前にアメリカの主要都市に行った時のホテル代はほぼ東京と変わりませんでしたが、ここ数年では、アベレージで、東京のほぼ倍近い価格になっていました。また、どんなファストフード店に行っても、日本で300円台の牛丼やラーメンと同等品質のファストフードを3ドルで食べれることは無いと思います。(まあ、一人前の量としては、日本のそれを遥かに凌駕していますが。笑)
これらを勘案すると、近年の訪日外国人数の増大は、もちろん国を挙げての観光立国施策はあるものの、基本的には、高品質割安感の上に成り立っているのだと、改めて感じました。
この高品質を相応の値段することは急務です。
以上です。