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表情が物語る 2020.6.30

 前期は、中途採用で5名、そして新入社員も含めると、計9名の新しい仲間を当社に迎えることが出来ました。

 経緯の詳細は省きますが、中途採用の社員は全て同じ会社からの入社となりました。当社に入社を決めるまでは、理不尽さも感じたかも知れません。もちろん忸怩たる思いもあったでしょう。私と面接する時も、5名のほとんどが尖っていましたし、表情がとても硬かったのを覚えています。
 それから、幾度かの面談を繰り返し、ひとりひとりが自分の決断で当社への入社を決めてから、既に4か月が経過しようとしています。

 さて、そんな過日、本社前にあるイイケンハウス展示場のリニューアル工事の施工を、その5名の中の一人と新入社員2名が担当していたようで、帰り際に展示場前で久しぶりに顔を合わせました。


 まずは新入社員の2名。ちょうど5月病とか6月病を心配する時期でしたが、彼らを見るに、4月の入社時よりたくましさが感じられ、やる気も漲っている表情を確認し、とても安心しました。
 と、その隣に私の方を見てニコニコとほほ笑む人がいます。「人懐こい表情をする人だなー。」と思いました。「でも、どこかで見たことあるよなー。」と・・・。
 そうです。ニコニコ顔の彼は、2月に中途入社した中の一人のK君だったのです。入社前の時期は、ともすれば理不尽な環境の変化を余儀なくされ、彼も不安定だったのでしょう。だから、いつもK君の表情はこわばっていました。そんな状態ですから、私もなに一つ悪いことなどしてはいないのに、彼と話す時は、なんだか悪いことでもしているような気持ちになってしまったことを覚えています。なので、考えて見たら、彼の笑顔なんてこれまで見たことありませんでした。

私「おい、K君じゃないか!!」
K「そうですよー。」
私「以前と表情が違っていて、別人に見えたぞ!!」
K「社長、勘弁して下さいよー。」

 今のK君については、K君の表情が全てを物語っていました。
 他愛のない新入社員との会話、そしてあの時尖っていたK君との少しの会話でしたが、私は、腹の底から嬉しかったというお話です。

 以上です。

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