昨日は、得意先である、JAグリーン長野（グリーン長野農業協同組合）さん大岡支所の竣工式が挙行され、私も施工者としてご招待頂き、参列してきました。

　昨今、農業を取り巻く環境が刻々と変化する中、農業に関する様々な側面の改革も求められており、とりわけ中山間地域においては、拠点となる農業関連施設等が統廃合されたりと、効率化するのが当たり前となっています。

　しかし、本施設は、中山間地域の長野市大岡地区において、農業に携わる方はもちろん、高齢化が進む住民の皆さんの生活を豊かに、そして便利にすることの大切さを重視し、その拠点として、組合長の強い意志と、大岡地区の組合員さんの熱意を以って、あえて新築された施設です。

　竣工式でのご挨拶で、JAグリーン長野の組合長が、「この時代、中山間地域において、ただただ事業性を追い求めるのでは無く、そこにあることで安心を生む施設であればいい。」「この施設に人が集まってくれればいい。」と建設の意義を語られていたのですが、私は組合長の器の「でっかさ」にいたく感動致しました。

　写真をご覧下さい。

　竣工なったJAグリーン長野大岡支所から望む北アルプスの「絶景」です。

　「絶景」と言えば、その昔、歌舞伎の「楼門五三桐(さんもんごさんのきり」の中で、彼の石川五右衛門が南禅寺三門からの満開の桜の景色を愛でて放った、有名な「絶景かな　絶景かな」というセリフを、「でっけーかな　でっけーかな」だと思い込んでいたのは私だけでしょうか？

　で、先ほどの組合長の挨拶を聞きながら、久しぶりに「でっけーかな　でっけーかな」と心の中でリフレインしていたというお話です。

　失礼しました。

　以上です。