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二季にならぬよう 2019.11.11

 私の住む長野市では、先週から、朝晩の気温が一気に下がって来ました。

 さて、その昔、社会科の先生から、日本は、ほとんどの地域は温帯気候に属している。一部、北海道や東北地方は 亜寒帯(冷帯)に属している。また、南西諸島の気候は、亜熱帯という、熱帯と温帯のちょうど中間のような気候となっている。そして、日本は季節風(モンスーン)の影響で、四季がはっきりしている。と丁寧に教わった記憶があり、この辺は、社会科のテストにも出た記憶があります。

 しかしです。最近は、「えっ?」「四季がはっきりしている???」

 そうです、残念ながら、我が国は、既に四季が薄くなって来ています。

 言えば、四季では無く二季に近づいて来てしまっています。

 ここ数年、季節を愛でようとしても、春と秋を探すのに結構苦労する気がしますし、桜が咲き誇る時期や紅葉が燃えたたぎる時期も変化しきていますよね。また、身近なところでは、冒頭にも書きましたが、つい先々週まで、車内が暑いのでエアコンも冷房モード。しかし、先週になって朝晩の冷え込みが急にやって来て、エアコンが一気に暖房モードとなっています。

 どうでしょう、そのうち社会科の気候に関するテスト問題で、

問1、以下の日本の気候に関する記述の中のに、A~Dの中から正しいと思うもの1つを選びなさい。

日本はほとんどの地域が温帯気候に属し、一年を通じてはっきりとしたがある。

A、夏

B、冬

C、四季

D、季節

 こんな問題が出たとたん、子供達から、「先生A~Dの中に答えが3つあるし、問題も間違っています!!」なんて質問が飛び出して、先生が「なんで?」と聞くと、「Aの夏とBの冬とDの季節ははっきりしていますから、正解はA、B、Dの三つ。だから、1つだけは選べません!!」「それに、ググッて見ると温帯には四季があると書いてありますが、日本には四季なんてないですよねー?だから問題も、間違っています!!」

 と、このままだと、先生、とても困っちゃいますね。

 これから先も、我が国が、四季のある国でいられるよう、まずは出来ることから、やれることからが大切だと。やれること、できることの簡単なことを、難しい環境問題として、難しい言葉や難しい顔をして説かない。

 昔、ばあちゃんに「米粒を残すと、罰が当たる!!」言われました。こんな私でも、それを信じていました。

 まずは、こういうことだと思います。

 以上です。

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