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なごり雪 2019.3.14

 今朝、私の住む長野市は、雪掻きが必要なくらいの雪が積もりました。この時期のなごり雪にしては、少し度が過ぎた大雪です。

 さて、なごり雪と言えば、やはりあの名曲ですね。かぐや姫の伊勢正三さんが作詞・作曲をした「なごり雪」。イルカさんを始めとする多くのアーティストがこの「なごり雪」をカバーしてきました。

 私より少し上の世代からしばらく下の世代で、3月をイメージする歌の代表と言えば、この「なごり雪」だと言っても過言ではありません。

 ただ、皆さんはこの「なごり雪」と言う言葉について知っていましたか? 私の中では、季節外れの雪を「なごり雪」と呼ぶのは当たり前だと思っていますが、実は、日本気象協会が選定した「季節のことば36選」で、3月のことばの一つに「なごり雪」が初めて選ばれたのは、ついこの間の2013年の事なのだそうです。

 「なごり雪」は、例えば、「朧月」とか「春雷」とか「花冷え」とか、春を現す代表的な言葉で遥か昔から我が国に馴染んだ言い回しだとばかり思っていました。まあ、春の雪を、「名残の雪」とは言ったようですが、やはり風情が無いような気がします。

 季節の言葉に、「名残の雪」ではなく、「なごり雪」が選定されたことを知った作詞の伊勢正三さんは「ものすごくうれしかった。実はこの曲を発表した当時、なごり雪という言葉は存在しなかった。勝手にこんな言葉を作られては日本語の乱れを助長する。とまで言われた。作り手としては「の」はどうしても入れたくなかった。曲はヒットしたがモヤモヤは残った。あれから40年近くたって気象協会の「季節のことば」に選ばれたと聞き、胸のつかえが下りた気分」と語ったようです。

 たしかに、「♫名残の雪もー、降る時を知りー♫」ではいまいちですよね。

 今朝のように、季節外れの大雪には困ったものですが、「なごり雪」と聞くと、あの曲と詩が頭の中でオーバーラップし、様々な思いを持って東京に旅立った30数年前の3月を思い出し、今でも甘酸っぱい香りが漂います。

 なんちゃって。

 以上です。

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