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相馬眼 2018.10.23

 相馬眼=そうまがんと読みます。競馬をされる方なら聞いたことがあると思いますが、馬の能力を見抜く力のことを言います。なかなか相馬眼を持った方はそうはいません。みんながみんな相馬眼を持っていれば競馬自体が成り立ちませんから。

まぁ、競馬の話はともかくとして、今朝の日本経済新聞に「日本の大学成果 米企業に」と一面に大きく報じられていました。先日もノーベル賞を受賞された本庶先生が「日本の薬メーカーは見る目がない」と嘆いておられましたが、アメリカの薬に関する突起をの参考文献の46%が日本のものを参考にしているとのこと。それに対して日本は25%に留まっているとのこと。

確かに日本の薬品メーカーに相馬眼がないと言えばそこまででしょうが、一番の原因は私は日本の銀行にあるのではと思います。とにかく日本の銀行は近視眼的で、いくら投資したら、いつ、どれくらい利益が上がるのかしか聞かないと思います。競馬で言えば、「この馬券を買ったら間違いなく当たるんでしょうね。そしていくら儲かるのですか。」を計画書等を作成し、その根拠を示して確約しなければ投資させない風潮があります。

確かに、それはそれで大切なことですが、相馬眼を養わないと折角のチャンスを潰すことになると思います。

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