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浅野内匠頭 2018.10.2

 なんて読むんだと思われる方もいらっしゃったと思いますが、「あさのたくみのかみ」と読みます。

 どこかで聞いたことのある名前だなと思いますが、60代以上の方なら殆どの方が誰だかご存知だと思います。若い方は恐らくこの方が出てくる物語自体をご存じないかもしれません。

簡単に説明しますと、一度は聞いたことがあると思いますが、「赤穂浪士」とか「忠臣蔵」とかいう話に出で来る赤穂藩の殿様で、江戸城の松の廊下という場所で刀を抜いて吉良上野介という人物に切り付け、その場所が殿中であったため、その殿中で刀を抜くことはご法度であり、刀を抜けば藩が取り潰しも覚悟しなければならない掟であったにも関わらず刀を抜いてしまい、赤穂藩は取り潰しになり、その家老であった大石内蔵助以下47人の侍が主君の仇討のために吉良を討つという話です。

 刃傷と仇討は別にして、ここ一週間世間の話題になっているどこかの誰かと似ていませんか。

どこかの誰かって、貴乃花に似てませんか。確かに自分の意思を貫くのも結構ですが、自分を慕って弟子になってくれた人を他人に預けてまですることでしょうか。後先のことを考えずに自分の意思だけを通すという我がままでしかないように思えます。浅野内匠頭も頭に来て刀を抜いてしまい、そのことで何百、何千という人が路頭に迷いました。

 小さな会社経営をしている身ですが、自分の信念だけで会社を潰す様なことは決して出来ません。私の座右の銘は「汗かき、恥かき、見栄捨てる」です。そうなれば立つ瀬も見つかったのでしょうに。

貴乃花もそうして欲しかったです。

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